内容説明
結婚前とあとで態度がころっと変わった、頭の回転は速いけど、しょっちゅう忘れ物をする、優越順位がわからない、いつもボーッとしてばかり、すぐ感情的になる、時間を守れない、注意散漫、ひとの話を聞かない…この人とこれからもうまくやっていけるだろうか?その原因はADHDにあるかもしれません!
目次
第1章 ADHDのある結婚生活とは?(ADHD効果;ADHDとその診断;ADHDの症状は結婚にどんな影響を及ぼすか)
第2章 夫婦関係再建の六つのステップ(夫や妻への共感を育む;障害となる感情に取り組む;夫婦ふたりで治療を受ける;コミュニケーションを改善する;境界域を定め、自分自身の心の声を見つける;もう一度ロマンスの火を点し、人生を楽しむ)
ワークシートと各種ツール
著者等紹介
オーロフ,メリッサ[オーロフ,メリッサ] [Orlov,Melissa]
結婚生活へのADHDの影響を研究する専門家。資格を持った臨床ソーシャルワーカーであり、ハーバード大学を優秀な成績で卒業
松本剛史[マツモトツヨシ]
1959年和歌山県生まれ。翻訳家。東京大学文学部社会学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
K(日和)
30
ADHD及びADD当事者と非当事者の結婚ないし関係性が悪化してしまった場合に取るべき方策、陥っていてはいけない状態について述べている。ADHD当事者と共にある「ツレ」の気持ちや動機、精神的苦悩だけでなく、ADHD当事者が同時にどのように感じているのかも併記することで、本書を読むだけで相手の気持ちに対する想像力が働きやすくなる。 原題「The ADHD Effect on Marriage」に対する大胆な邦訳が「あなたのツレはADHDなんです」。硬めの題名より、多くの人が手に取りやすくなるいいネーミング。2018/03/06